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その108 RF135mm F1.8 L IS USMでオリオン大星雲を動画で撮ってみました(番外編)

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 RF135mm F1.8 L IS USM+EOS R7で静止画撮影終了後、赤道儀に載せたまま動画を撮ってみました。比較用にR5でも先日オリオンを撮ったものとF0.95と驚異的な明るさのTTartsan50mmで撮影したもので一つのクリップにしました。 ビデオの順番は撮影したクリップの後に続けて、ゲインを1.99に上げノイズリダクション処理をしたものを続けています。それぞれのクリップは15秒です。 ※LUTはC.LOG3を使用。色空間はCinema Gamet ※カメラ高感度ノイズリダクションは最大に設定 YouTubeは ここ ①R7+RF135mm F1.8 L IS USM     4K_fine_24p_SS1/8_f1.8_iso12800 ②上記をゲインを1.99+ノイズリダクション ③R7+RF135mm F1.8 L IS USM    4K_Crop_60p_SS1/8_f1.8_iso12800 ④上記をゲインを1.99+ノイズリダクション ⑤R5+RF135mm F1.8 L IS USM    4K_Crop_24p_SS1/8_f1.8_iso25600 ⑥上記をゲインを1.99+ノイズリダクション ⑦R7+TTartsan50mm F0.95    4K_fine_24p_SS1/8_f0.95_iso12800 ⑧上記をゲインを1.99+ノイズリダクション ⑨R7+TTartsan50mm F0.95    4K_Crop_60p_SS1/8_f0.95_iso12800 ⑧上記をゲインを1.99+ノイズリダクション (印象) やはりR5とR7では、ISO設定が1段差がありそのまま結果に表れています。R7は画素ピッチの面で不利なので、ノイズリダクションを強力にかけているようでのっぺりした画像となりました。ただしR5でもRF135㎜f1.8との組み合わせで星を撮るのは厳しいかなという印象です。

その107 天体写真用としてのRF135mm F1.8 L IS USM(2回目)

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 先日フルサイズでの比較を行ったが、今回はAPS-C(EOS R7)で換算約210㎜で撮影した。比較は前回同様EF70-200mm f/4L IS II USM にR5を組み合わせ(200㎜)でオリオン座M42を対象に撮影し比較してみた。(2023.2.20 19:22-19:57  大分市)  比較条件: ・RF135mm F1.8 L IS USM+EOS R7(換算216㎜) ・EF70-200mm f/4L IS II USM(at200.0 mm)+EOS R5       アダプターはキヤノンADAPTER EF-EOS R(素通し)を使用 ・同じ対象を赤道儀に同架で撮影し総露光時間は同じにする 1.M42 ・RF135mm F1.8 L IS USM + EOS R7       f2.8 iso400 露光時間90ec 20枚(総露光時間30分) ・EF70-200mm f/4L IS II USM + EOS R5      f4.0 iso400 露光時間120ec 15枚(総露光時間30分) 2.中央付近 M42 3.中央付近 IC434 4.最周辺(左上) 左 EF70-200mm f/4L IS II USM(at200.0 mm)+EOS R5、右 RF135mm F1.8 L IS USM+EOS R7 5.全体画像 RF135mm F1.8 L IS USM+EOS R7 EF70-200mm f/4L IS II USM(at200.0 mm)+EOS R5 6.評価 天候の問題もあり、総露光時間が前回撮影の半分の30分での撮影となった。RF135mm F1.8 L IS USM+EOS R7の現像はスムースであったが、EF70-200mm f/4L IS II USM(at200.0 mm)+EOS R5はF4となることもあり露光不足で現像に工夫が必要であった。 EOS R5が不利な条件であったが、中央付近はR7に対し遜色ない結果が得られた。 周辺部については、EF70-200mm f/4L IS II USMは全面、RF135mm F1.8 L IS USMは中央部分を使うことになり予想通りの結果であった。 番外...

その106 RF50㎜ f1.8 stm vs EF70-200mm f4L IS II USM + ADAPTER EF-EOS R 0.71x 比較

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 RF50㎜ f1.8 stmを天体写真や星景写真用に使えないかテストしてみました。フルサイズで使用した場合の最周辺は、酷いサジタルコマフレアが出てしまうのは承知していますが、R7と組み合わせてAPS-C域で使えるのではないかと期待していました。比較として標準域から中望遠用として使用している EF70-200mm f4L IS II USM に ADAPTER EF-EOS R 0.71xを組み合わせて比較しています(70㎜が49㎜ f2.8となる)。ZTF彗星を撮影したR5サブカメラとしてR7を赤道儀同架での撮影です。 1.EF70-200mm f4L IS II USM + ADAPTER EF-EOS R 0.71x at49mm(換算約80㎜) 日時  2023.1.22 03:07~05:07 場所  大分市 撮影条件:f2.8 180ec iso400 34枚 2.RF50mm F1.8 STM(換算80㎜) 日時  2023.1.31 02:53~05:25 場所  大分市 撮影条件:f2.8 120ec iso400 72枚 3.中央付近 右端がRF50mm F1.8 STM、中央EF70-200mm f4L IS II USM、参考として左端にRF135㎜(R5で撮影、 2.と同じ日に撮影したメインカメラ) ※100%等倍、135㎜は、彗星核の大きさに合わせて倍率調整した。 ※中央の1.22のEF70-200mm f4L IS II USMで撮影したZTF彗星は、1.31撮影時より地球から遠いため彗星の大きさが小さい。 4.周辺部 右がRF50mm F1.8 STM、左がEF70-200mm f4L IS II USM ※200%比較 5.評価 中央付近での差は少ない。 周辺部は、RF50mm F1.8 STMは1段絞っていることもあり、鳥が羽を広げたようなサジタルコマフレアは緩和されているが、星が三角形のものが残る。EF70-200mm f4L IS II USMは、EF-EOS R 0.71xによりレンズ全面を開放F値で使用している。丸い星が楕円となるコマフレアが発生している。 どちらも満足できるレベルではないが、現時点でRFマウントには広角、標準域レンズでMTF曲線のSとMが泣き別れしていないレンズが用意されていない。ソニー...

その105 天体写真用としてのRF135mm F1.8 L IS USM(1回目)

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 天体写真用としてRF135mm F1.8 L IS USMを購入したのでEF70-200mm f/4L IS II USM + ADAPTER EF-EOS R 0.71xと焦点距離135㎜でこの日アルデバラン近くにあったZTF彗星とオリオン座M42を対象に撮影し比較してみた。(2023.2.16 20:47-22:53  大分市)  比較条件: ・RF135mm F1.8 L IS USM+EOS R5 ・EF70-200mm f/4L IS II USM(at85.0 mm)+EOS R7   アダプターはキヤノンADAPTER EF-EOS R 0.71xをスピードブースターとして使用     (解放F値2.8、焦点距離at85.0 mm) ・同じ対象を赤道儀に同架で撮影し総露光時間は同じにする 1.ZTF彗星 ・RF135mm F1.8 L IS USM+EOS R5         f2.5 iso400 露光時間30ec 75枚(総露光時間38分) ・EF70-200mm f/4L IS II USM + ADAPTER EF-EOS R 0.71x+EOS R7        f2.8 iso400 露光時間120ec 20枚(総露光時間40分) 2.M42 ・RF135mm F1.8 L IS USM+EOS R5        f2.8 iso400 露光時間90ec 37枚(総露光時間56分) ・EF70-200mm f/4L IS II USM + ADAPTER EF-EOS R 0.71x+EOS R7       f4.0 iso400 露光時間120ec 28枚(総露光時間56分) 1.ZTF彗星 ①画面中央(左R7 右R5) ②画面端(NGC1647付近)(左R7 右R5) 2.M42 ①画面中央(左R7 右R5) ②画面やや端(IC434)(左R7 右R5) 3.全体画像  ZTF彗星(EOS R7) M42(EOS R5) 現状の評価 135㎜域での比較は、予想通りRF135mm F1.8 L IS USMが優れていた。一方EF70-200mm f/4L...

その104 ZTF彗星 4Kタイムラプス

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 2023年1月地球に接近したZTF彗星を3日間にわたり撮影した静止画で連続2コマをスタックして タイムラプス にしてみました。2コマ毎のスタックは随分と時間がかかりました。 リンクは ここ です。 https://youtu.be/_M-uT4g-Nmg

その103 ZTF彗星イオンテールの折れ曲がり ~ EOS R5

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 2023年1月22日の撮影でイオンテールが折れ曲がっているのに気づきました。スタックすると明瞭度が落ちるので2枚のみで仕上げてます。 (トリミング) 日時:2023.1.22 3時46分 -3時49分 場所:大分市  機材:Canon EOS-R5  Canon EF400mm f2.8L IS USM Ⅱ              iso400 f2.8 180sec 2枚              赤道儀 ZWO AM5              ZWO ASIAIR PROにてガイド     Sirilでスタック