その107 天体写真用としてのRF135mm F1.8 L IS USM(2回目)

 先日フルサイズでの比較を行ったが、今回はAPS-C(EOS R7)で換算約210㎜で撮影した。比較は前回同様EF70-200mm f/4L IS II USM にR5を組み合わせ(200㎜)でオリオン座M42を対象に撮影し比較してみた。(2023.2.20 19:22-19:57  大分市) 

比較条件:

・RF135mm F1.8 L IS USM+EOS R7(換算216㎜)
・EF70-200mm f/4L IS II USM(at200.0 mm)+EOS R5
      アダプターはキヤノンADAPTER EF-EOS R(素通し)を使用
・同じ対象を赤道儀に同架で撮影し総露光時間は同じにする

1.M42
・RF135mm F1.8 L IS USM + EOS R7
      f2.8 iso400 露光時間90ec 20枚(総露光時間30分)

・EF70-200mm f/4L IS II USM + EOS R5
     f4.0 iso400 露光時間120ec 15枚(総露光時間30分)

2.中央付近 M42

3.中央付近 IC434

4.最周辺(左上)
左 EF70-200mm f/4L IS II USM(at200.0 mm)+EOS R5、右 RF135mm F1.8 L IS USM+EOS R7

5.全体画像
RF135mm F1.8 L IS USM+EOS R7

EF70-200mm f/4L IS II USM(at200.0 mm)+EOS R5

6.評価
天候の問題もあり、総露光時間が前回撮影の半分の30分での撮影となった。RF135mm F1.8 L IS USM+EOS R7の現像はスムースであったが、EF70-200mm f/4L IS II USM(at200.0 mm)+EOS R5はF4となることもあり露光不足で現像に工夫が必要であった。
EOS R5が不利な条件であったが、中央付近はR7に対し遜色ない結果が得られた。
周辺部については、EF70-200mm f/4L IS II USMは全面、RF135mm F1.8 L IS USMは中央部分を使うことになり予想通りの結果であった。
番外編として動画での撮影も行ったので、後日その評価も追加で行いたい。

コメント

このブログの人気の投稿

その122 ヒメボタル

その95 どくろ星雲 まがたま星雲(IC410,IC405)~EOS R5

その120 ボーデの銀河 M81 とM82